<< The Locust / The Locust | main | 「さすがQちゃん!」 出馬要請拒否に絶賛の声 (1/2) : J-CASTニュース >>

Business Media 誠:何が原因で、うつ病から回復しないのか (1/2)

こういう、無駄に患者や関係者を不安にさせたり、誤った解釈へ向かわす可能性のある記事は、止めていただきたいです。

Business Media 誠:何が原因で、うつ病から回復しないのか (1/2)

心理学・心理療法側からのアプローチも、脳神経科学側からのアプローチも、「原因」を究明することは、1980 年代頃から「意味のないこと」と言われています。

ぺんぺが読んできた書籍、数十冊程度ですが、それらにも意味のないことの理由が多々記載されていますし、納得できる内容です。

全く知識のない人が、ナイーブな内容を記事にすることこそ、百害あって一理なしだと思います。

ただでさえ、うつ病に関する脳科学的な立証は、まだ中途段階ですし、薬も含め、対処療法の域を脱しているとは言い難い状況です。

また、記事の中で、適応障害、大うつ病、気分変調症、双極I型障害、双極II型障害、気分循環症といった区別がされていません。

全て「うつ病」の一言で一般化されていて、記者の知識不足やインターネット調査の内容や結果も意味のないものです。

記事の中で、特に危ないと感じた記載が、環境を変えた(職場や出産など)ことで治った、という人の意見です。

もし、適応障害の人であれば、ストレス因子から離れたことで、本当に治ったのかもしれませんが、大うつ病や双極性障害の人は、環境が変わっても、脳の病気自体が改善されるわけではないので、治る見込みは薄いと思います。

とはいえ、面白い内容もありました。
「真面目」(79.5%)という回答は、以前ぺんぺも記しました「マジメすぎて、苦しい人たち―私も、適応障害かもしれない…」という本の内容に類似する回答でした。

それと、快復した意見の「抱えている問題や悩みを、違う視点/次元で見るようになった」(34%)という回答は、NLP などでいうフレーミングですよね。

ぺんぺの読んだ文献の中には、フレーミングのような自己啓発にも繋がる行為は、逆に病状を悪化させる可能性がある、という記載もあるので、オススメはしませんが・・・
まだ起こっていない未来に不安を抱く必要はない、とか、過去は過去という箱にしまって蓋をする、とか、効果はありそうだと思います。

もっと突っ込みや良い例を挙げたいところですが、今回はこの辺で切り上げます。

一番言いたいことは、記事を読んでいる患者やその関係者は、ワイドショー並みのニュースに惑わされないよう、願うばかりです。
(ただでさえ、日本は 20 年以上は米国より遅れていますので)

コメントする









search this site.
calendar
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
selected entries
categories
archives
links
profile
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM